琉球王府では、琉球漆器と同様に奉行所で金細工品の生産管理等を行い、銀や錫などの金属を素材をとした儀礼用のかんざしや指輪などの装身具、食器等が作られていました。本研修ではこうした金細工の基礎技術を学ぶほか、他の産地や近年の新たな技法等についても合わせて技術習得します。
研修概要
■種類
金細工研修(金細工技術者の育成を図る)
■研修期間および時間(予定)
令和6年9月中旬~令和7年3月中旬まで。
週3日間の6ヶ月間(約75日)9:15~17:15
■場所
おきなわ工芸の杜内の共同工房等(豊見城市字豊見城1114番1)
1F 金細工室
■受入れ数
4名程度
■内容
①製品計画・素材知識
②鍛金・鋳金技術
③彫金・加飾技術
④その他技術習得に必要なこと
■制作物
装身具、食器等など。(製作物は研修生に帰属します)
■受講料など費用
受講料は無料。ただし材料費・道具代および障害保険の加入の費用として、15万円程度が必要となります。
■応募要件
①当センターに通所可能な地域に居住、または居住見込みである者
②研修終了後、沖縄県で当該分野への従事を予定しているもの
③研修受講に支障のない健康状態にあるもの
■応募方法
①本サイトにて、応募方法について掲載いたします。
②募集期間は令和6年の5月下旬~6月下旬を予定しています。
③募集期間内に研修願書を提出していただき、当センターにて面接を行います。
④応募者が多数の場合、③を基に研修受け入れる方を決定いたします。
※詳細については今後変更される可能性があります。ご了承ください。
職員コメント
琉球王朝時代より続く金細工の技術を生かし、現代に寄り添った作品作りを学ぶことができます。