「高度工芸研修 成果報告展」でも展示していた こちらの3種類のランプは、
工芸コラボレーション作品として制作されました。
「織物」「紅型」「漆芸」「木工芸」の4コースから希望者9名が参加し、全員のアイデアと技術を結集して0から作り上げた力作です。
↑こちら、作品タイトルは「がじゅまる」。本体に使用した木材は全て がじゅまる。
額には、がじゅまるの樹皮で染めた糸を使って織られた布や
がじゅまるの木をモチーフとした漆と紅型の作品が入っています。
本体の側面・上部にセットされている各作品は、額ごと取り替えることが可能で、
気分によって好きな組み合わせを楽しめます。
↑こちらの作品タイトルは「花風(かふう)」。花ブロック風のランプです。
本体の木枠は沖縄県産木のイジュを使って木工の講師が制作。
㊧作品に使用している布は、織物研修生が制作したもので涼しげな印象。
㊨は紅型研修生が黄色と橙で温かみのある色に染めました。
企画の段階から皆で意見を出し合い、各研修生・講師・職員も協力して、半年かけて制作しました。
グループ制作の中で様々なアイデアも飛び出し、お互い刺激し合って良い経験になったと思います。
他ジャンルの考え方、技術の高さ、制作する上での苦労を知ることができ、研修生にはとても勉強になった企画でした。
工芸技術研修についての詳細は「工芸研修の概要」をご覧ください。