和裁講習
紅型・織物を対象に、着物の仮仕立ての研修が2日間行われました。
和裁の外部講師の指導の下、裁断、仕立てを個々に実践。
着物の仕組みをしっかりと学びました。
紅型
蒸し箱での蒸し工程を自分たちで初めて行いました。
(サンプルや短いものはロケット蒸し器で)
写真上段:蒸しの準備。水元(糊落とし)へ。
写真下段:仕上げの修正作業。
後色差しのティーチキビン作業。
最後の黒色を入れる色差し作業。
織物
ヨコ糸も濃い藍色に染め上がり、あとはタテヨコ絣の織る作業に集中していきます。
写真上段:ヨコ絣は手結い式で柄を出していきます。
(一本一本自分で糸をずらして柄を出していく方法)
写真下段:タテの絣は位置が合うように、ずれている糸のみ高さ調節をします。
毎日藍の攪拌をして、藍の調子をキープします。
漆芸
写真上段左:お椀の地付け
写真上段中:手板の水研ぎ、塗りは3回目に入りました
写真上段右:螺鈿、和紙を水に濡らしてはがしている様子
写真下段 : 乾漆の工程、脱乾をしている様子。
石膏型に剥離剤をつけ、その上から麻布を糊漆で接着させます。塗り工程まで進めたら、水に浸して、写真のように石膏型から外します。
木工
写真上段左、中 :スツールの組立作業
写真上段右 :組立式ラックの側板を糸鋸で切抜き加工
写真下段中、右 :東道盆の加工
東道盆とは、
「東道盆」と書いて「とぅんだーぼん(ぶん)」と読みます。
食事に使われる器のことで、琉球王国時代に王府、士族の祝宴、冊封使をもてなす公式の宴で使用されていました。