2023年3月10日(金)から12日(日)まで、「おきなわ工芸の杜まつり 2023」が開催されました。
杜まつりに際して、当センターでは、展示「技術支援展」「沖縄の工芸樹木展」と、子供向け企画「できるかな?紅型シルエットでデザイン!」を行いました。
技術支援展
「工芸振興センター 技術支援展」では、当センターが今まで行ってきた研究や技術支援の内容をご紹介しました。
染め織りの展示では過去に行った、未利用植物繊維による製品開発に関する研究や、相思樹や藍染、コンテンツ事業に関する研究資料などをご覧いただきました。
漆芸の展示では、瓦地の粉の研究、螺鈿、刻素、加飾、学校給食で漆の器を使おう事業の製品開発に関する流れなどを見ていただけました。
昭和49年に工芸指導所として発足した昔懐かしの写真も…
今は亡き大城志津子先生、平良敏子先生の貴重な指導風景もあり。
事業所が豊見城に移る前の南風原時代。
1000人以上の卒業生がいる現・工芸振興センターの歴史を、懐かしんでもらえました。
沖縄の工芸樹木展
「沖縄の工芸樹木展」では、沖縄で採取できる樹木のなかから、伝統工芸に用いられるものをピックアップしてご紹介しました。
実際の樹木と糸染めの染色見本、木材見本を展示。
似ている樹木の見分け方、木材の重量感など感じてもらうことができました。
できるかな?紅型シルエットでデザイン!
「できるかな?紅型シルエットでデザイン!」では、小さいお子様・ご家族向けに、紅型の伝統文様で遊べる企画を行いました。
子供たちは、伝統文様マグネットシートを並び替えたり、お絵描きをしたり、元気いっぱい遊んでおりました。(この子たちのうち誰かが、将来、工芸家を志してくれるといいですね!)
大人も楽しめる、ほっと一息コーナーになりました。
うるし組展
当センターの漆芸研修を修了した漆芸作家たちによって構成されたグループ「うるし組」による展示です。
「漆に挑む、遊ぶ、学ぶ」をテーマに、創意に富んださまざまな作品が展示されていました。